1977年～

1977(S52) 2月18日～19日 絹織物使節団が訪問

十日町産地、他産地の絹織物業界合同の使節団(桑原茂喜団長31名)が訪問。
庁舎議場で歓迎式典(桑原団長が春日市長のメッセージを代読)。コモ輸出組合、商工会議所、企業組合等の代表者と懇談、商業と文化面での協力について話し合いを行う。
○織物工場、セティフィチオ会館を見学

1978(S53) 11月7日 「イタリア音楽への誘い」開催

コモ市との姉妹都市関係にあることからイタリア文化会館の好意により、イタリア政府派遣の音楽家によるバイオリン、チェンバロの演奏会「イタリア音楽への誘い」が市民会館で開催される。
演奏者/マルコ・レンツィ氏、マリオ・カポラローニ氏

1980(S55) 4月 カメリーニ神父にコモ市長へのメッセージを依頼

天使幼稚園長ライモンド・カメリーニ神父が一時帰国をするに際し、諸里正典市長からスパリーノ市長にあてた「両市の親善と友好を深く堅いものにするため、十日町市を訪問くださることを希望する」というメッセージを依頼する。

6月 カメリーニ神父がコモ市長からの返書を持参

カメリーニ神父がイタリアから戻り、スパリーノ市長の「市長就任のお祝い。友情の絆をますます堅固なものとし、お互いに両市を訪問する機会を設けたいと強く望んでいる」という諸里市長への返書が届けられる。

10月23日～25日 5周年記念使節団が訪問

諸里市長を団長とする使節団(19名)が訪問。
24日、庁舎議場で5周年記念式典が行われる。フルダ市(旧西ドイツ、1981年にコモ市と姉妹都市調印)ウオルフガン・ハムベルガー市長が来賓で列席。
スパリーノ市長から若者同士の交流についての提案がなされる。

• 三市長会談(十日町、コモ、フルダ)
• プロポスダ展、イデアコモ展、ラッティ社を見学
• 国立絹織物専門学校訪問

1981(S56) 3月21日「トリオ・デ・コモ」開催

弦楽三重奏団「トリオ・デ・コモ」が初来市(十日町、東京、京都で開催)。演奏会が市民会館で開かれる。
演奏者/ウンベルト・オリヴューティ氏、クラウディオ・ベッラージ氏、エミルオ・ポッジョーニ氏

4月10日 コモ市親善使節歓迎委員会を組織

コモ市親善使節団を受け入れるため、諸里市長を委員長とするコモ市親善使節歓迎委員会を組織(市、市議会、織物組合、同青年部会、商工会議所、商店街振興組合連合会、ロータリークラブ、青年会議所)。
行政、民間団体が一体となった歓迎準備が始まる。

5月9日～13日 コモ市5周年記念使節団が来市

スパリーノ市長を団長とする使節団(20名)が来市。11日、庁舎議場で5周年記念式典が行われ、諸里市長、スパリーノ市長が青少年交流を中心に姉妹関係を深めていくことを確認し合う。

式典後、商工会議所で十日町ロータリークラブ(大島敬策会長)とコモロータリークラブ(チェザーレ・マッテウッチ会長)の姉妹ロータリー提携調印式が行われる。

9日夜には、世界的プリマドンナ・今井久仁恵さんの「使節団来市記念リサイタル=日本とイタリアを歌う」が市民会館で開かれ、市民とともに鑑賞する。

• 成人式参列、きものまつり見学
• 武道館(相撲、柔道、剣道、空手)、博物館を見学
• 織物工場、求評会を見学
• 十日町中学校訪問

1982(S57) 3月12日「トリオ・デ・コモ」開催

「トリオ・デ・コモ」が二度目の来市(十日町、東京で開催、1981年と同演奏者)。演奏会が市民会館で開かれる。

4月26日 「青少年交流を考える会」を組織

1981年のコモ市使節団の来市時に確認した青少年交流を進めるために、「コモ市青少年交流を考える会」を組織(市、ロータリークラブ、織物組合青年部会、青年会議所、専門店会青年部、青年学級自治会、有識者)する。

8月24日～29日 第1回青少年使節団が訪問

23名の応募者から男女各3名の派遣が決定、初の青少年親善使節団(根津勝団長)が訪問。
青少年との交流を深めるとともにコモ市の歴史や文化を学び、両市のより深い友好への架け橋役を果たす。
国立絹織物専門学校、商工会議所を訪問

• 図書館、スポーツセンター、劇場を見学
• ラッティ社見学
• コモ民踊鑑賞

11月13日～15日 青年がコモ市長メッセージを持参

コモ市青年のマルコ・サンピエトロさんが諸里市長を訪問。
スパリーノ市長の「コモ市に第2次世界大戦を反省するヨーロッパ抵抗運動記念碑を建立中であり、その中にナチ強制収容所の石と、広島原爆ドームの石を埋設したいと計画している。そのため広島市に口添えを願いたい。来春の除幕式には、ぜひご出席いただきたい」という諸里市長へのメッセージが届けられる。
サンピエトロさんは、第1回青少年使節団団長の根津勝さん宅にホームステイをし若者たちと交流を深める。