1999年~

姉妹都市提携25周年使節団、コモ市を訪問1999年10月13日(水)

姉妹都市提携25周年を記念して、十日町市交流親善使節団がコモ市を訪問しました。(本田欣二郎市長団長に 一行11人)

10月13日(水)夜8時前にコモ市到着。14日・15日と記念事行等に参列するとともに、コモ市内で多くの市民と交流を行いました。翌16日には、.ベネチア・ビエンナーレの視察見学を行い、18日(月)には無事に帰国しました。記念式典、ポルタ200 年祭のイペント出席、イタリアサッカー協会役員との会見、贈呈モニュメントの設置場所決定など忙しい訪問でした。その様子を報告します。14日一行は午前9時に30分からヴィッラ・オルモを会場に行われたボルタ電池発明2百年記念行事の「プラトンからインターネットヘ」に出席しました。これは市長が2百年祭実行委員会から名誉会員に推挙され関係行事に招待を受けていたことにこたえたものです。会場は市民のほかにボルタ電気高校の生徒など多くの聴衆で満員の状況でした。学会役員とボッタ市長から紹介をうけて、本田市長が講義にさきだちあいさつを行い、電気の基礎を造ったボルタの偉業に感謝の言葉を贈りました。最初の講義が終わると、コモ湖のほとりを歩いてボルタ記念館を見学しました。ボルタ自身が使っていた研究器具や身の回り品などが、大切に保存・陳列され、建物の立派さとともに感心させられました。十日町市と姉妹都市交流協会では、昨年5月にコモ市からいただいたルチアのお返しの意味合いと25周年の記念として、コモ湖畔にモニュメントを設置し、贈呈することになっています。今回の訪門では、モニュメントの設置場所を決定することも目的のひとつで、製作者として彫刻家の藤巻秀正さんからも同行していただきました。候補地の選定には、市の担当者2人とファミリア・コマスカのボルドーリ会長が同行、4箇所を見学した結果、コモ湖畔の1箇所に決定しました。

15日午前は絹の博物館を見学しました。お互いの主産業が絹織物ということが、姉妹都市提携のきっかけでした。館内には、生産の工程ごとに機械や器具が陳列され館長から詳しい説明をうけました。織物会社に勤めた経験のある人もいて、十日町にも同じ機械があるなどと賑やかな見学となりました。午後3時、ホテルでイタリアサッカー協会の評議員カルロ・タブェキオ氏と会談しました。2002年に日本と韓国で共同開催されるW杯の公認キャンプ地に、イタリアチームから十日町市を選んでいただくようPRと要請を行いました。同席したボッタ市長からも支援と助言をいただきました。タブェキオ氏は、「まだどこからもキャンプ地の話は来ていない。出来る限り協力はしたい。今後の問題だが下見に訪問してみたい。」と語り、会談を終えました。午後4時30分からコモ市庁舎議場において、25周年記念式典が行われました。壇上に両市長等が並び、市民が見守る中で、国歌の演奏で始まりました。ボッタ市長、本田市長、ヴィラーニ評議員のあいさつが行われ、姉妹都市として友好関係を今後も益々発展させていくことが確認されました。最後に記念品の交換で、本田市長からボッタ市長にモニュメントの目録が手渡され記念式典をおわりました。

16日来年は十日町地域広域市町村を舞台に、大地の芸術祭が開催されます。ベネチア・アートビエンナーレが開催中であることから視察を行い、生の現代芸術に触れました。

十日町市・コモ市姉妹都市提携から四半世紀ようこそ

おいでくださいましたコモ市使節団を迎え十日町市で25周年公式記念行事開催2000年6月25日(日)~28日(水)昭和50年2月にイタリア・コモ市と姉妹都市提携を結んで今年で25年。25周年を記念して、アルベルト・ボツタ市長をはじめとするコモ市交流親善使節団8人が、6月25日(日)から28日(水)の日程で当市を訪れまました。今回は、市長のほか、セルジオ・ガッディ市議会議長、等協会と交流のある、ファミリア・コマスカのピエルチエーザレ・ボルドーリ会長、イタリアサッカー協会のカルロ・タヴェッキオ評議員も来市します。記念式典、さらに、2002年ワールドカツプキヤンプ地誘致に向けてイタリアサッカー協会との会談行われました。

記念式典

25年のあゆみを誇りにさらなる交流を警うコモ市からはアルベルト・ボッタ市長ご夫妻と子息をはじめ、コモ市議会のセルジオ・ガッディ議長とパオラ・ビアンキ副議長、ファミリア・コマスカ協会のピエルチエーザレ・ボルドーリ会長、イタリアサッカー協会のカルロ・タヴェッキオ評議員と平成10年10月まで国際交流員として当市に勤務していたアドゥア・カスターニョさんの8人が当市を訪れました。26日には、イタリア大使館のマリオ・パルマ参事官からも参列いただき、市民など100人が参加して25周年記念式典を行いました。本田市長は「25年間を振り返ると、さまざまな使節団の相互交流、留学生の派遣、等協会の発足によるフアミリア・コマスカ協会との文化交流、川治小学校とファビオ・フィルツィ小学校の姉妹校提携、さらには、ロータリークラブの交流、ワインやネクタイの輸入、さらに、川治小学校の児童がコモ・フットボウル・カツプに参加し、交流の輪を広げてきました。25年前に、両市において文化・産業。経済の交流を図り、友情と理解を深め、世界平和と人類の福祉に貢献することを誓い合った熱い情熱をさらに大きくして、21世紀に向けて両市の関係を発展させたいと強く望んでいます。また、11月に贈呈するモニュメント像が21世紀へのかけはしとなり、かつ姉妹都市の象徴となることを期待しています」と式辞を述べました。ボッタ市長は「本日、皆様といっしょに25周年記念が迎えられたことは大きな喜びです。この25年間の歩みにより、お互いの理解を深め、距離や言葉の壁を越えるようになったことを誇りに思っています。今後とも、両市の姉妹都市交流がますます発展することを望んでいます。一方、十日町とコモのようにほかの国や都市とも尊敬しあい、お互いの協力や理解により、文化交流を発展させながら深い友情関係を定着させたいと思います。世界平和と繁栄を実現するため、さまざまな民族の間で友情の関係が基本的なものであることを信じて、これからも歩んでいきたいと思っています」と話されました。

川治小学校を訪問児童から熱い歓迎

27日には、コモ市ファビオ・フィルツィ小学校と姉妹校である川治小学校を訪問し、児童から熱い歓迎を受けました。コモ市長から児童に「大人になっても両市の友情関係を発展させてほしい。今日の皆さんとのふれ合いは一生忘れられない思い出として大切にします」とメッセージがありました。児童からは、使節団やファビオ・フィルツィ小学校に絵や習字などが贈られ、その後、各教室での授業を見学しました。使節団一行はコモ通り(高田町通り)で市民の熱い歓迎を受け、情報館、総合体育館、博物館、神宮寺、サンクロスでの書道展などを見学しました。また、智泉寺でのお点前、手描き体験、そばを食べるなど、短い時間でしたが日本文化の一旦にも触れることができ大変喜んでいました。28日には市役所前でおおぜいの市民や市職員こ見送られて十日町市を後に、新潟空港から次の訪問先である広島市へ向いました。

その後

2000年10月27日等協会では、25周年を記念して使節団を募集しました。応募者は107名に達しコモ市を訪問することに成りました。今回、25周年を記念して、コモ市にモニユメント像「友愛」贈呈する準備を進めて来ましたが、除幕式を11月3日にコモ市挙行する運びと成りました。25周年を記念するモニュメントは藤巻秀正氏に依頼をし、コモ湖畔に設置します。平成10年にコモ市からいただいた「ルチア」同様、両市の友好のシンボルとなることが期待されます。記念事業に合わせて、今回始めて十日町市内の芸術家協会、書道協会、織人・染め人の皆さんによりコモ市の中心街で11月3日から25日までファミリア・コマスカの協力を得て始めての美術展を開催することも実現する事に成りました。今回の事業を通してすべての交流が発展するのとを協会は期待しています。

  

十日町コモ姉妹都市交流協会

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