1996年~

コモ市より国際交流員の派遣を受ける

1996(H8) 9月コモ市に在るファミリア・コマスカ協会のボルドーリ会長より依頼があり、アドゥア・カスターニョ女史を国際交流員として十日町市役所で受け入れました。彼女は、20周年の使節団がコモ市を訪問したときに現地で通訳としてお手伝いして頂きました。生まれは、トリノ市ですがコモ市の人達と関係が深く、日本が大好きだという事で決定いたしました。以後2年間交流員として活躍いたしました。

プレ・クリスマスコンサート12月

2時間たっぶりと、クリスマスソング、日本歌曲、イタリア・オペラを350人の皆さんが堪能しました。市民会館ホールで12月4日(水)に開催した等協会主催の「プレ・クリスマス・コンサート」です。コモ市在住の伊藤裕子さん(ソプラノ歌手、愛媛県西条市生まれ)、ご主人のアンドレア・スキャービィオさん(ビアニスト、コモ市生まれ)をお招きし、十日町市生まれの当重茜さん(メッゾソプラノ歌手)が共演しました。伊藤さん夫妻はイタリア、スイス、フランスをはじめ各国で幅広いコンサート活動を行つています。伊藤さんと当重さんの声量豊かな歌声、アンドレアさんの繊細かつ力強いメロディー。ひとあし早いクリスマス気分を味わうひとときでした。

いよいよ経済交流の第一歩が始まる1997(H9) 3月

アドゥアさんが一時帰国をした際にワインメーカーと直接交渉し、10種類、50本の提供をいただきました。協会で試飲会を行い、今後の経済交流に向けて歩み始めた。

心の距離がぐ~んと近くに

8月10日(日)~13日(水)、姉妹都市のコモ市からジューセッペ・ビッラーニさん(市評議会議員)が娘さんのルチアさんを伴い、市長代理として来市しました。庁舎議場で行われた歓迎セレモニーで、十日町市民にコモ市をより知ってほしいとの願いから、コモ湖のシンボルの「ルチア」と呼ぶ小船をプレゼントしたいとの報告がありました。

アコーディオン、ピアノの音色にアンコールの拍手

1998(H10) 1月21日(水)アコーデイオン、バンドネオン、ピアノの演秦会、ニューイヤーコンサートが1月21日(水)、市民会館で開かれました。アコーディオン、バンドネオンの演奏は日本初来日のマッシミリアーノ・ピットコさん(イタリア)、ピアノ演秦は中山ゆかりさんで、二人とも国際的に活動を進めています。アコーデイオンはイタリアで生まれた楽器です。「市民の皆さんに、イタリアの音色を楽しんでいただければ」と、等協会が主催したものです。当夜は雪にもかかわらず、大勢の皆さんが初めてのアコーディオン演奏に耳を傾けていました。

コモ市からの友情の印―ルチアを駅西に設置

5月3日(日)市内できものまつりや成人式が行われた5月3日(日)、コモ通りでは姉妹都市コモ市からの贈り物「ルチア」のお披露目式が行われました。当日はコモ市から市長代理としてスィルバーノ・レオーニ市長室長とアルバ夫人が式典に出席。レオー二氏は「ルチアはコ毛湖の特徴ある小舟です。さらにイタリア文学の大作家、アレッサンドロ・マンゾーニの小設『婚約者』にも登場したことで、イタリア国外でも有名になりました。本日こうして大勢の皆様にルチアを紹介していただくとともに、皆様が集い語らう十日町駅西口広場に設置していただけることは、コモ市民にとって大きな喜びです」とボッタ市長からのメッセージを読み上げました。贈られた舟は全長7m、高さと幅が2mあり、実際にコモ湖に浮かんでいたものです。ルチアは式典終了後に西口の時計塔前に設置され、未永く姉妹都市コモ市との友情のシンボルとして、多くの市民に見守られ続けることになりました。「ルチア」は、今十日町市情報館に展示されています。

川治小の子供たち姉妹都市訪問友達になったよ

コモの人たちと6月21日(日)~29日(月)川治小学校児童(男子16人、女子11人)、同校引率者、十日町・コモ姉妹都市交流協会、市の関係者39人がコモ市を訪問しました。27人の子供たちはホームステイをはじめとした様々な貴重な体験をし、また市および交流協会では新たな交流の提案をしてきました。

22日(日)コモ市役所訪問 午前、全員で訪問。ボッタ市長、昨年来市したビッラーニ評議会議員、コマスカ協会のボルドーリ会長さんらが出迎え。代表が元気にあいさつした。

23日(火)大会出場 予選は4チームのリーグ戦、イタリア2、ルーマニア1。結果は1勝2敗で勝ち点1。25日、準々決勝グループ戦で敗退。緑のサッカー場に「川治つ子」の歓声。

24日(水)夜10時の開会式 前夜の雨で順延。市街地 中心のカヴール広場は黒山の人。浴衣を着て「十日町小唄」「さくらさくら」の踊り、「サンタルチア」「ふるさと」の歌に拍手喝条。

25日(木)老人ホーム訪問 手づくりの飾りや人形のプレゼント。日本の歌、イタリア民謡を披露。そして子供たち一人ひとりがお年寄りと手まねで交流。川治小の「コモ・フットボール・カツプ」参加が、コモ県内版の新聞に大きく取り上げられました。(ラ・プ口ビンテヤ紙/6月25日)

26日(金)姉妹校(ファピオ・フィルツィ小)訪問 鯉のぼり、吹き流し(全校児童のサイン入り)をプレゼント。「来年50回の雪まつりにおいでください」と滝沢校長がお誘い。

新しい交流を提案コモ市図書館と情報館の交流

市ではコモ市図書館を訪間し、「両市についてより理解を深めるために書籍や資料の交換、情報館(平成11年秋開館)との交流を希望します」と提案。了解の返事をいただきました。

インターネットで経済交流

当協会ではコモ商工会議所を訪問し、「インターネットを使つての経済交流等ができないでしょうか」と提案。実現に向けて調査・研究を進めることが話し合われました。

10月
昭和50年(1975)2月、両市の主産業である絹織物が縁で、姉妹都市を結びました。以来23年にわたり交流を続けています。姉妹都市提携20局年に当たる平成7年5月にはコモ市が、10月には十日町市が、それぞれ訪問し合いました。10月の訪間時、本田市長、吉沢姉妹都市交流協会長、コモ市長、コモ市民間団体のファミリア・コマスカ協会長の4人の対談の中で経済交流について話し合しいがなされました。等協会では、ぜひとも経済交流のきつかけづくりができればと研究を進め、このたびファミリア・コマスカ協会の紹介によリワインを輸入しました。今回の輸入は、赤ワイン3500本、白ワイン2500本を市内の酒屋さんを通して販売しました。また、翌年には赤、白ワイン8000本を再度輸入し販売しました。

コモ県会議所会頭がつかの間の来市

11月11日(水)~コモの創造的な企業家精神を紹介、十日町にエール~コモ県商工会議 所会頭のマルコ・チッテリオさんが息子さんのアンドレアさんを伴い十日町市を訪れました。(財)日本ファッション協会主催「国際フアッション・シンポジウム」(13日(金)栃木県足利市で開催)の基調講演の講師(テーマ=世界を相手にものづくりを実践)として招かれ来日。昼前、ほくほく線で到着。本田市長を表敬訪問し、午後は博物館や織物工場を見学。夕方からは当間高原リゾート・ベルナティオのフオーラムセンターで講演をしていただきました。「イタリアでは、すべての事業所が商工会議所に登録される。コモ県(人口53万人)には4万4千の事業所があり、会議所は(1)世界の情報の提供、(2)人材養成の支援、(3)技術革新の支援、(4)商品の販売支援、などを行っている。様々な経済問題を抱えているが、 希望的要因として来年1 月にスタートする欧州連合の通貨統一 があり、この大変革に対して各企業は努力している。日本企業が、コモの従業員3人の小事業所と木製マッサージチェアの独占契約を結んでいる。この事例は、その企業が持つ独自の技術やノウハウの重要性を物語っている。十日町の産業界への協力を惜しまない」とコモ県会議所の意向を強く語りました。

  

十日町コモ姉妹都市交流協会

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